基本
Base Set (2008)
26 枚
評価
ドミニオンで最も基本的かつ強力なドローカード。コスト4で +3 ドローという数値はベンチマーク的な存在で、後発拡張のドローカードを評価する基準となる。基本拡張ではターミナルアクションの中で最高クラスのコストパフォーマンスを誇る。
ステロイド戦略(Big Money)の鍛冶屋デッキは「銀貨2枚 + 鍛冶屋1枚 + 銅貨/属州」という単純な構築で、属州購入率が大幅に上がる。コミュニティの伝統的なベンチマークとして「鍛冶屋なしBM」と「鍛冶屋ありBM」を比較すると、鍛冶屋ありの方が約1〜2ターン早く属州枯らしに到達する。
エンジン構築でも欠かせない部品。村と組み合わせれば「+3カードを毎ターン繰り返す」 構築が成立する。コスト4で買えるドロー4の上位互換(市場・港町・図書室など)が出ない限り、鍛冶屋エンジンが基本選択肢。
総合評価A〜S級(環境による)。コスト4の他のドロー(書庫、議事堂など)と競合するが、シンプルさと買いやすさで多くの場面で優先される。
使い方・立ち回り
開局フェーズではコスト4の鉄板枠。4/3スプリットの4金枠。一般的に1ターン目に直接買えるカードではないが、3〜5ターン目には1枚目が確保できる。
ステロイド戦略の場合、鍛冶屋1〜2枚で十分なことが多い。3枚目以上は鍛冶屋同士が衝突して非効率(鍛冶屋を打ったあとさらに鍛冶屋を引いても使えない、ターミナル衝突)。
エンジン戦略の場合、村系と1:1〜1:2の比率で集める。鍛冶屋3〜4枚 + 村3〜4枚で、毎ターン手札を引き切る基盤になる。
中盤以降はサプライに応じて:
- 強い5金カード(魔女、議事堂、改築)が出るなら、鍛冶屋を2枚程度で抑え、5金カードを優先
- ステロイド方針なら鍛冶屋1〜2枚に留め、銀貨/金貨を積み上げ
- エンジン方針なら鍛冶屋を継続的に追加
鍛冶屋ステロイド戦略
最もシンプルなドミニオン戦略の1つ。基本拡張だけのゲーム、または対応カードの少ないサプライで非常に強い:
- 1〜2ターン目: 銀貨/銀貨 (4/3 split) または 鍛冶屋/銀貨 (5/2 split)
- 3〜4ターン目: 鍛冶屋を1枚追加 (合計1枚)
- 5ターン目以降: 金貨 → 属州購入
鍛冶屋を引いた手札は「鍛冶屋 + 引いた3枚 + 元の手札残り」で、平均8〜10金。属州(コスト8)を高確率で購入できる。
ただし、鍛冶屋を引かなかったターンでは平均5〜6金で公領止まり、または銀貨/金貨買い増し。鍛冶屋ステロイドの限界はこの「鍛冶屋に当たらないターン」。
相性の良いカード
- 村: 鍛冶屋-村エンジンの定番。1:1〜1:2比率。
- 玉座の間: 玉座の間+鍛冶屋 = +6カードで手札ほぼ全引き。基本拡張の最強コンボの1つ。
- 礼拝堂: 圧縮で鍛冶屋を引く確率を上げる。鍛冶屋ステロイドでも有効。
- 議事堂: 議事堂は+4カード/+1購入のターミナル。鍛冶屋と並べて両方プレイは難しいが、ドロー総量を増やせる。
- 玉座の間+玉座の間+鍛冶屋: 4倍掛け = +12カード相当。基本拡張で最も強い1ターン。
- 改築: 不要になった鍛冶屋を改築で公領化(コスト4 → コスト6)。
- 銀貨・金貨: ステロイドの主役。鍛冶屋で引き込んで属州購入。
相性の悪いカード・苦手な状況
- ターミナル過多のサプライ: 鍛冶屋もターミナルなので、村系がないと他のターミナルと衝突する。
- より上位のドローカードがある卓: 議事堂(+4カード/+1購入)、書庫(手札補充)、波止場(持続+2カード+1購入)など、コスト5以上の強ドローが出ているとそちらを優先することが多い。
- 鍛冶屋を引きにくいデッキ: デッキが分厚い(廃棄してない)と鍛冶屋を引く確率が下がる。圧縮なし鍛冶屋ステロイドは10ターン中3〜4回しか鍛冶屋を引けない。
- 持続効果の波止場(海辺)が同卓: 波止場は次ターンに+2カード+1購入を持続するため、鍛冶屋より総合力が高い場合がある。
派生ドローカード
ドミニオンには鍛冶屋系のドローカードが多数。コスト効率や付加効果で比較する:
- 議事堂(基本・5): +4カード+1購入。+1購入が大きい。
- 書庫(基本・5): 手札を7枚まで引く。デッキ薄いと弱いが、強引に引き切れる。
- 鍛冶場(暗黒時代・4): +1カード+2アクション。+1ドローの代わりに村機能。
- 山賊宿営地(暗黒時代・5): +1カード+2アクション+戦利品獲得。複合効果。
- 波止場(海辺・5): 持続。+2カード+1購入を2ターン分。実質+4カード+2購入。
- 港町(海辺・4): +1カード+2アクション+次ターン+1カード。
- 商船(海辺・5): 持続。+1カード+2金を2ターン分。
- 雇人(海辺2版・5): +0コスト+今後毎ターン+1カード。
- 倉庫(海辺・3): +3カード+1アクション、3枚捨てる。実質+0カード+1アクション、デッキ循環。
これらに対し、鍛冶屋は「コスト4で+3カード」の純粋な単純さが武器。シンプルな構築では選択肢の中で最も信頼できる。
上級プレイのコツ
鍛冶屋を引いた手札の合計コインを意識する。鍛冶屋 + 3枚ドロー + 残り2枚 = 6枚の合計が8コイン以上なら属州買い。それ未満なら金貨/銀貨で次手番準備。
鍛冶屋3枚を超えて積むのは、村系または玉座の間がサプライにある場合のみ。鍛冶屋過多のステロイドはターミナル衝突で逆に弱くなる。
「鍛冶屋を打って何が出るか」の確率計算は重要。デッキが20枚で銀貨5枚なら +3カードに銀貨が1枚混じる確率は約65%。圧縮するほど確率が上がる。
エンジン構築の場合、鍛冶屋を「+3ドロー、-1アクション枠」と捉えてバランス取り。村3枚 + 鍛冶屋3枚 + 礼拝堂1枚 + 銀貨/金貨数枚で、毎ターン手札全引きの安定エンジンが完成する。
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